カブトムシはこんな虫
カブトムシの体長はオス30-54mm(角を除く)、メス30-52mmほどです。かつては日本最大の甲虫とされていました。
オスには大きな角があり、さらに胸部にも小さな角があります。この角は皮膚が発達したもので、餌場やメスの奪い合いに使用します。ただし角の大きさには個体差があり、これは幼虫時の水分や栄養状態で決まると言われています。
一方メスには角はありませんが、わずかに頭部が尖り、脚が太く、鋭いとげが発達しています。土中にもぐるために都合がよいため、このように進化したと言われています。
カブトムシの分布は、本州以南から沖縄本島までで、日本以外にも朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ半島まで分布しています。
成虫はクヌギやナラ、サイカチ、ヤナギなどの樹液を餌にしています。カミキリムシの産卵や幼虫の摂食活動などによって傷がつき、樹液が染み出た樹木に集まってくるとされていました。しかし最近では、この餌場はボクトウガの幼虫が餌となる小昆虫を誘引するために樹幹に掘った孔の出入り口を加工して、常に樹液が出るように操作している場所が多いことが判明してきた。
カブトムシの大あごはつやのある褐色の毛でおおわれていて、これに毛管現象で樹液を染み込ませ、舐め取ります。基本的に夜行性で、昼間は樹木の根元の腐植土や枯葉の下などで休み、夕暮れと共に起きだして餌場まで飛んでいきます。朝が明ける前には再び地面に潜り込みますが、昼になっても木の幹に留まっていることもあります。